ジンジャークッキー

元々はフツーの人(どちらかといえば宗教嫌い)、今は名古屋にある主の栄光教会に通うサラリーマンです。ジンジャークッキーのように、優しい甘さの中にスパイスが効いた神様との日常を綴っていきます。

トムとジェリーによる英才教育

自分の特性には、実は自分が一番気付いていないのかもしれません。

そしてその特性がある理由、目的を考えてみることは、聖書を学び神様を知ってから、一層深くなったように思います。

 

ブログでも何回か言及してますが、

仕事柄、映像を制作することが多いわたくしジンジャー。

ひと昔前までは、こんなことに携わるとは夢にも思っていませんでした。

 

地道な作業の連続で、かなりの時間と労力を要するこの分野は、

当然ながら、「映像」というものに対して愛情とこだわりが無ければやってられません。

 

決して少なくはない数の映像制作に携わってきて、今も続けているということは、

僕の中にもその愛情とこだわりがあったということです。

 

一体どこで育まれたのでしょう。

 

別に映像の専門学校を出たわけではありませんし、映像制作の会社に勤めていたわけでもありません。

 

自分でも不思議に思い、過去をあれこれ思い返していると、

ひとつの映像作品に行き着きました。

 

それが何を隠そう、

トムとジェリー。

 

猫のトムが、ネズミのジェリーを追いかけ回すドタバタ劇。

猫とネズミがバカ喧嘩してる、ギャグアニメです。

 

幼稚園の頃、みんなが何とかライダーとか、何とかレンジャーとか見ている中で、

わたくしジンジャーはひたすらトムとジェリーを見てました。

 

短編映画だったということもあると思いますが、

本当に飽きもせずに何度も何度も繰り返し観ていました。

 

当時を思い返し、

改めてトムとジェリーに興味を持った僕は、

人生で初めて(笑)、「トムとジェリー」とググってみました。

 

すると、驚きの事実が。

 

なんと、あのディズニーよりも多い、

世界最多7度のアカデミー賞短編アニメ賞を受賞している大傑作シリーズだったのです。

 

確かに、大人になって自分で映像をつくるようになった今、考えてみると、

 

・セリフはほとんど無く、表情、動き、効果音ですべてを物語る表現力(チャールズチャップリンを手本にしているらしい)

・クラシック音楽を使ったメリハリのあるBGM

・キャラクターの動きに合わせた絶妙な効果音

・短時間にテンポ良く物語をまとめる構成

・コミカルでキャッチーな絵

・いつも喧嘩しているのに時折助け合ったりするキャラクター設定

 

僕が挙げるだけでもこれだけあります。

 

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「え!?仮面ライダー観たことないの!?」

「ゴーレンジャー観たことないとかどんな幼少期だよ!」

 

一切観たことないっす。

 

大学の友達からは「だからお前ちょっと変わってるのか」と言われてましたが、

世界的に認められた映像作品を幼少期に何度も繰り返し観ることによって、磨かれた感覚が必ずあるはずです。

その磨かれた感覚によって、大変な映像編集を乗り越えられる情熱と愛が育まれたのだと思います。

 

これはまさに、神様の英才教育ではないでしょうか。笑

 

そもそも、トムとジェリーを何度も繰り返し観れるほど「面白い」と思える感覚こそ、神様がくださった特性のように思います。

親や家庭の環境もあったかもしれませんが、どうも先天的なものに思えて仕方がありません。

 

先天的、という単語を使いましたが、まさに文字通り生まれながらに持っているものなので、本人にとってはある意味「当たり前」、

だからこそ気が付きにくいのかもしれません。

僕も、トムとジェリーをひたすら観続ける幼少期が「普通じゃない」こととは思ってもいませんでした。

 

自分にとっては「当たり前」だけど周りから見ると「普通じゃない」こと、

それは神様がくださった特性なので、さらに磨いていかなければと思います。

 

そしてその特性を、一体何のために使うか。

 

その特性が自分にある目的、理由とは何だろうと、神様の視点をイメージして考えてみると、

「メディア」という分野における神様の、僕に対する計画のようなものがぼんやりと見えてきます。

 

先ほど、トムとジェリーのセリフが少ない描写は、チャールズチャップリンを手本にしているらしい、と書きましたが、

チャールズチャップリンといえば「モダンタイムズ」や「独裁者」に代表されるような、ユーモアを通して社会の在り方を問う、という姿勢が有名です(この辺はちょっと前に観て感銘を受けました)。

 

トムとジェリーも、名作と言われる初期の作品が製作された時期は第二次世界大戦の真っ只中、もしくはその前後で、

「そういう荒んだ世の中だったからこそ、ああいうバカげたものをつくったみたいよ」と僕のオカンは言ってました。

 

オカンの言うことなので本当かどうかは知りませんが笑、

間違ってはいないと思います。

 

バカ喧嘩をしていても、時折、友情を見せ合うトムとジェリーを通して、製作者は何かを伝えたかったのかもしれませんし、視聴者は何かを感じ取ったかもしれません。

 

映像であれブログであれ、「情報媒体」であるメディアは、

良くも悪くも、製作者側の何かしらの考え、意図が形態を成したものに過ぎないと思います。

 

メディアの製作側に立つようになった僕が発信したいと思う情報は、

やはり「神様の愛は素晴らしい」ということです。

 

感動する話でも、ブログでも、笑える映像でも、

一見すると神様とは関係ないものに思えても、

神様の愛を伝えるメディアでありたいなあと思います。

 

そういうメディアこそ、

神様の目的を果たすメディアですし、

人知を超えた神様が共にされる、真に価値のあるメディアだと思います。

 

神様があなたを創造された目的を知り、

まずその目的を成しなさい。

そうすればあなたの目的も成される。

 

名古屋 主の栄光教会 ジンジャー