ジンジャークッキー

元々はフツーの人(どちらかといえば宗教嫌い)、今は名古屋にある主の栄光教会に通うサラリーマンです。ジンジャークッキーのように、優しい甘さの中にスパイスが効いた神様との日常を綴っていきます。

悩める野球少年とWBC

「4年に一度の祭典!」 というようなスポーツの世界大会。

もちろん、負けられない戦いとして大いに盛り上がりはしますが、

一方で、「4年前かあ。何してたっけ」 と必ず考えてしまいます。

野球観てると人生振り返ってしまう

先日のWBC、躍動していた選手たちは皆、子供の頃、

2006年の第一回大会、2009年の第二回大会を連覇した日本代表を憧れの目で見ていた世代だそうです。

今の現役バリバリの人たちと自分は同じ世代なのかあと思うのと同時に、

「当時なにしてたっけ」 と思い出してみました。

 

不振だった福留選手が準決勝の韓国戦で先制ホームランを打ったのは2006年。

中学2年生の春休みで、決勝戦キューバ戦の日は僕も野球の試合をしていました。

けなされて叱られるだけのチームに嫌気がさして、新しいチームへ移ったものの、スランプに陥っていました。

当時の彼女が野球の試合を観に来てくれ、ノーアウト一塁の場面で打順が回ってきた僕の打球は、ショートゴロ。

中学軟式野球ではめずらしい、きれいなダブルプレーを成立させてしまい、彼女とはその1ヶ月後くらいに別れました。

やることなすことうまくいかなかったです。

 

不振だったイチロー選手が決勝戦の韓国戦で勝ち越しタイムリーを打ったのは2009年。

日本のWBC二連覇に日本中が沸いていた最中、高校三年生になった僕は既に野球を辞めていました。

ひたすら野球に時間を割くことに疑問を感じていたことが主な理由ですが、かと言って他に何をすればいいのかもわからず、

剣道をやってみたり、友達が脚本を作った映画に出演したりしていました。

一念発起し早稲田大学を目指しましたが、試験問題の設問の意味すらわからず、わかる問題から解こうと飛ばしているうちに最後の問題に到達してしまい、

余った時間は問題用紙に落書きをして終わって名古屋に帰るという結末でした。

 

2013年と2017年のWBCは覚えてません。

2013年は聖書に出会い、2017年は社会人一年目で、WBCを覚えていないくらい激動の時だったようです。

プエルトリコ戦で致命的な走塁ミスでチャンスをつぶし負けてしまったことは何となく覚えていますが、

「野球なんか観てる暇ない」 というのが当時の心境だったように思います。

心に余裕が無かったのだと思います。

 

4年ごとに区切ると、色々な風景を思い出しますが、

どんな時も共通することは、自分なりに考えて行動してきたことだなと思います。

 

野球のチームを変え、そして野球を辞めた時は本当に悩みましたし、

大学選びも、大学入ってからも、何をしようかとひたすら悩んでいました。

聖書に出会ってからは根本的なことが解かれ、水を得た魚のようになりましたが、

何もせずに神様という存在を実感できるわけではないのでそこでもまた悩み、

就職という現実的な問題を前にして、さらに悩みました。

そして今も悩んでいます。

 

不振だった村上選手が準決勝でサヨナラヒットを打ち、

(不振で苦しんでいた人が大事なところで一本打つパターンはほんと多いですね。)

レッドソックスの4番に座ることとなる吉田選手が殊勲の同点ホームランを放ち、

チームメートの最強打者トラウト選手を三振に切って取り、二刀流大谷選手が胴上げ投手となった今年も、

悩みは尽きません。

生活をかけて野球をしている人たちだって、悩みは尽きないと思います。

 

でも振り返って、心から良かったなと思うことは、死ぬほど悩んだ時だということも事実です。

僕もみなさんと同じように、いつだって悩んでいますが、

真剣になればなるほど、神様は真実に答えてくださるということも、人生を生きてくる中で実感せざるを得ません。

 

神様へのお祈り、御言葉を聞くこと、実践すること、自分がやると決めたことを忠実にやっていけば、道は開けるし、

何より、生活の中で神様を実感できます。

 

4年後も、死ぬほど悩んでいようと思います。

ちなみに今は、野球も大好きです。

 

 

名古屋 主の栄光教会 ジンジャー