オカンからは、
「勉強しなさい」と言われたことがない。
本当に、一度も言われてないと思う。
どうも、それがオカンの信条だったっぽい。
ただし、「スラムダンクは読みなさい」と言われた。笑
オカンが僕に教えてくれたことで印象的なのが二つある。
一つが、そのスラムダンク。
そしてもう一つ。
「どんなに仲の良い人でも、保証人にだけはなるな」
ということである。
借金が返せなくなった人の代わりに払ってあげる人である。
「保証人」という具体例を出してオカンは話していたが、
要は、簡単に人を信用するな、ということだった。
オカンの言いたいことは、大人になるにつれてわかってきた。
毎日のように共に時間を過ごす友達でも、恋人でも、家族でも、
自分の将来は保証してくれないし、自分もその人たちの将来は保証できない。
悲しいことではなく、それが現実であり、
人間の限界なのだと思う。
人を信じないで、その人がやっておいたことだけを見て、
その時に見て信じるべきです。
仮に、僕に聖書を教えてくれた人が、
「私があなたの人生を保証する」ようなことを言ったならば、
聖書学ぶのをやめて力ずくでも逃げ出すつもりだった。
逃げ出す僕を取り押さえようとしてくる場合を想定して、身のこなしを実際にイメトレしていた(結構ガチで)。
いま考えると、
その場面を再現したショートコントムービーでも作りたい気分だが、
結果的にどうなったかと言うと、
ひたすら、
僕に向かう神様の愛を教えてもらった。
理論だけではなくて実践で見せてくれ、
神様と僕を繋ぐ、架け橋になってくれた。
だから今だに教会に通っている。
神様を知り、愛する、一番の近道だと信じて疑わないからだ。
ケータイは握りしめたまま、
飛びかかってきた相手に対して頭を下げて、相手の勢いを利用しながら体全体を使って投げ飛ばし、怯んだ隙を突いて裸足で外に駆け出す。
このイメトレは、もう必要ない。
いや、もしかしたら、
どこか思いがけないところで役に立つのかもしれない。。。
名古屋 主の栄光教会 ジンジャー