おいしいシリーズ:味のある思い出をおいしい食べ物と一緒に回顧するシリーズ。
人生の中で、パフェを注文する、という機会があまりありません。
まず、値段が高い。
結局、セブンイレブンでいいや、となってしまいます。
しかし、だからこそ、パフェを食べた時のことは結構覚えてます。回数が少ないので。
記憶に残るおいしいもの、第二弾、
西宮名塩サービスエリアのあんみつパフェです。
大学3年生の時。
共に野球をしていた友人に誘われ、京都から広島までの一泊二日ヒッチハイク旅行に出かけました。
こんな感じで、意気揚々と始まりましたが、
1時間経っても車は止まってくれず。
京都南インターチェンジ付近で不遇の時間を過ごしていました。
そして2時間ほど過ぎた時、ついに、車が停まってくれたのです。
しかもベンツ。しかも女性。しかも僕くらいの身長(ジンジャーは177センチ)。
ぽかんとしていると、
「息子があなたたちくらいの年齢なのよ。だから見過ごせなくて。仕事で、西宮までしか行けないけど、いい?」
ものすごい心打たれたのを覚えています。
「いや乗せてもらえるだけで大感謝です!!」
といった感じで乗せてもらいましたが、
緊張してイマイチ何話していいかわからず。
そんな僕たちに、話してくださいました。
「人生ね、感謝よ。とにかく感謝しなさい。」
10年近く経った今でも、この言葉だけは、はっきりと覚えています。
結局、西宮名塩というサービスエリアまで連れて行って頂き、それだけでも感謝でしたが、
「何か食べる?」
まじすか。
「何でも好きなもの食べなさい。」
お言葉に甘えて、喫茶店に入り、
二人揃ってあんみつパフェを頂きました。
お仕事ということだったので、
あんみつパフェ二人分の代金だけを払って、シルバーのベンツで颯爽と去って行かれました。
もう、「カッコいい」の一言。
黙々と二人であんみつ食べていましたが、
その人のことがどうしても気になり、
喫茶店の順番待ちで書かれた名前と「舞台関係の仕事」と仰ってた情報を頼りにググると、
なんと宝塚女優の方だということが判明。
しかも宝塚音楽学校に首席で入学。
これにはビビりました。
あの時くらいから、生活の中で感謝を意識するようになりました。
すると、「自分を育ててくれた社会に何か貢献したい」という思いが湧き上がり、
当時の僕は、自分の研究分野をより深く学ぶためにアメリカ留学を決意。
翌年、
その準備のために、京都の下宿を引き払い、名古屋の実家に戻って来たその2週間後、
何と聖書を学ぶことになります。
神様を知っていても知らなくても、
あらゆる体験や、人を通して、神様は私たちに語りかけてくださるのだと思います。
と思うのと同時に、このブログを書きながら、
今はもう違う段階にいるのだと気付かされました。
かつては神様を知らず、無意識に神様を感じていた段階から、
今は学んだので、その御言葉通り、神様と共に生きる生を生きなければなりません。
感謝は天国の門を開き、不平不満は地獄の門を開く。
以前は漠然とした「社会」に対して感謝していましたが、
今は、神様をはっきりとわかって、感謝する生を生きます!!
ああ、あんみつ食べたい。
名古屋 主の栄光教会 ジンジャー